2023丹生川上神社 正式参拝・お礼参り

イベント

令和5年10月22日(日)
昨年、愛知支部30周年を記念して、丹生川上神社三社にて正式参拝と奉納演武の機会を頂き、たくさんの参加者とともに、盛大に執り行うことができました。あれから早1年が過ぎ、その際の御礼を兼ねて再び三社を巡ってまいりました。

↓昨年の様子↓
「創立30周年記念行事丹生川上神社 正式参拝 奉納演武」

 

今回は総勢24名の参加。昨年着た紫のハッピを身に纏うと、あの時の記憶と興奮を思い出すことができました。

早朝5:20に小牧道場を出発。今回も何かが起こると期待はしていませんが、何かを期待しつつ、奈良は東吉野村へ進路をとります。

 

丹生川上神社 中社

AM8:40 予定通り中社到着、全員集合。
晴れてはいますが、陽が差し込まない山間部。冬の始まりのような気温に少し冷やっとします。
日下宮司がお出迎えしてくださり、社務所に招いてくださって、お茶菓子を頂き、旅の疲れを癒してくださいました。

社務所に飾られている正師範の龍画

 

 

 

 

 

 

 

今回は海外からの参加者が1名、ニューヨーク総本部所属、先生リチャード。職業はアーティスト。長期の休暇で世界中を旅して廻っています。

澤平正師範とは30年以上前にニューヨーク総本部でともに稽古をした仲でもあり、久しぶりの再会を喜んでみえました。

先生リチャード。笑顔がステキで、とっても優しい方。

 

 

 

 

 

 

 

 

正式参拝では静寂な空気の中、厳粛に執り行われました。

 

 

 

 

 

 

 

正式参拝後、東の瀧「龍神の滝」と旧摂社の「本宮さん」をお参りします。

東の瀧「龍神の瀧」とも呼ばれています

龍玉。願い事を込めて、「龍神の瀧」へ投げ込みます。土でできているので、環境の問題はないです。

龍神の瀧の前には、2つの川が合流する。まるで龍がからみあう場所のようです。

東の瀧へ願いを込めて、龍玉を投げ込みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつまで居たい気持ちを抑え、名越惜しく中社を後にしました。次は「丹生川上神社 上社」を目指します。

 

 

丹生川上神社 上社

中社からは車で30分ほどの距離。みなさん無事に到着です。
上社から見る空は、とても大きく広く澄みきっています。

 

 

 

 

 

空は雲ひとつない快晴。
綺麗な青空をいつまでも見上げていたい気分でした。

 

 

 

 

 

正式参拝のため、拝殿へと案内されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

厳粛な儀式は静かに執り行われます。

 

 

 

 

 

澤平正師範の二例二拍手に一同息を合わせます。

 

 

 

 

 

拝殿内に龍画が飾られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飾られている石をひと触りして、拝殿を後にします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に集合写真をパチリ!

昨年と同様、社務所をお借りして、昼食タイム。
ゆっくりする時間もなく、最後の下社へと移動します!

 

 

丹生川上神社 下社

いよいよ三社最後の下社。中社からは1時間半ほどの距離。総勢24名の三社巡りは終わりに近づいています。

 

 

 

 

 

 

上社といえば、鳥居をくぐると右手にはお馬さん白ちゃんと黒ちゃんがお迎えしてくれます。白と黒は空の雲のこと。白は晴れを黒は雨雲のことだそうです。

白ちゃんと黒ちゃん

 

 

 

 

 

 

宮司からのお言葉。
「コトアゲセズ」言挙せず

意味は
言葉にせず、見えないものを見ること。

人は言葉でコミュニケーションを取る。
見たり、聞いたりして、お互いの意思疎通をとる。

しかし、言葉というものは、感じたことを論理的に表現したもの。

この下社は不思議な場所に建てられている。
拝殿から北へ何百キロの間に数百年前に栄えた都市が一直線上に存在する。

下社 → 奈良の平城京 → 京都の貴船神社 → 福井の御神島

現在の測量技術を使って、それぞれの場所を調べると、それぞれの位置はほんの数メートル〜数百メートル程度の誤差だけのこと。

そして、それぞれ建てられている地盤はには活断層が無いのだという。昔の人は、どのように正確な位置を測り、建築していったのだろうか?それは、古い昔に言葉にしなくとも理解していた人がいたとのこと。

下社の宮司になり15年が経つ。なぜ、下社がこの場所にあるのか、わからなかったようです。しかし、10年ほど経過したときに、やっとその意味を理解されたとのことです。

言葉にせずとも、分かり合えるそんな境地を目指したいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでも集合写真をパチリ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思えば遠くへ来たもんだ。
そんなことが頭をよぎりながら、三社無事に回れた充実感と安心感に浸っております。

お別れに宮司がおいで下さいました。

 

 

 

 

 

先生リチャードからのメッセージ

押忍、正師範!!!
皆さん、素晴らしい一日をありがとうございました!
ヒンズー教の寺院に行くと楽しいですが感動はしません。今日、それぞれの宮司の祈りが私の心に響きました。

最初は森のような感じでした。
2つ目は海のようでした。
そして3番目の宮司は私の心にまっすぐに語りかけました。なんて経験でしょう。儀式を適切に執り行うことができれば幸いです。恥をかかせたくなかったので、皆さんを注意深く見ていました!
電車の案内に至るまで、素晴らしい一日でした。とても元気に家に帰りました。
押忍!
感謝