1月9日(日)
愛知支部小牧道場にて
総勢50名以上の誠道塾生が集い、盛大に一年の始まりをお祝いすることができました。
はじまり
愛知支部からは、小牧道場、名古屋北道場、名古屋徳川道場、名古屋緑道場、豊田分支部、尾張一宮支部と岐阜高山分支部。そして静岡支部と大阪支部から少年部から一般部まで総勢50名以上の誠道塾生が集いました。
まずは道場の氏神様である「黒須雲神社」へ移動し全員で参拝。
寒い朝でありましたが、その寒さを忘れるぐらい活気に満ちた奉納稽古と奉納演武を行うことができました。
今年も地域の方々が私たちを待っていてくださり、帰りの際にお下がりのお餅を振る舞っていただきました。いつもありがとうございます。
道場にて
その後、道場へ移動し、下記の通り進行します。
- 今年のスケジュール発表
- 昇段審査受審候補者発表
- 黒帯授与
- 昇段状授与
昇段審査の候補者の少年部の生徒は、真剣な面持ちで発表を聞き、今年の昇段審査への決意ができたとのことです。これからの稽古への取り組みが、より気持ちの入った時間になることでしょう。
愛知支部長 澤平正師範 講和
昨年は愛知支部30周年記念の年でありました。奈良県の丹生川上神社三社を巡る正式参拝と奉納演武は昨日のことのように思い出すことができます。
愛知支部創設30周年記念行事レポート 丹生川上神社三社 正式参拝 奉納演武
愛知支部30年を記念しまして、中村会長より「書」の贈り物をいただきました。
「耕心結実(こうしんけつじつ)」
土を耕すように、心をこめて自分自身を耕すことをすれば、いつか実り叶う
困難に対して、自分自信を育むように、心を耕し、耕した心に種を撒き実を結んでいく。
中村会長からのお言葉は、遠くの地ニューヨークから海を越えて、私たちに寄り添って頂いている気持ちになります。
心とは?
心とは一体何であるのか?
一言で表すなら「徳」です。
仁‥‥優しさ
孝‥‥親へ孝行する
信‥‥信じる
儀‥‥誰かのために尽くす心
総じて「徳を積む」ことに繋がります。
そして「徳」とは、ひとつの例えとしまして「大和人の心」です。大和人は日本人のことであり、日本人は元来「徳を積む」ことを大切にしてきた文化があり、それは今でも変わらず備わっているものであります。
四方拝
天皇は大晦日の儀式に「四方拝」があります。
四方拝は、毎年1月1日(元日)の早朝、歳旦祭に先だって、宮中・神嘉殿の南庭で天皇が天地四方の神祇を拝する儀式である。
Wikipediより抜粋
天皇陛下は年中様々な儀式儀礼を執り行います。その中でも1年の始まりに、国民のためにこう祈るのだそうです。
「全ての苦難や禍を私にください。私が身代わりになります」
17年後の2040年に日本は皇紀2700年を迎えます。これは日本という国が2700年続いている証です。世界中を見渡しても、このような国はありません。
なぜ日本が2700年も続いているのか。
それは一言に「徳」を大切にしてきた文化があるからです。
「徳を積むこと」とは、国を造ることに繋がるのです。
崩れかけている「心」
日本の文化の最後の砦は「武道」である。海外では日本以上に「武道」を大切にしています。
澤平正師範は今から30年以上前のこと、中村会長の著書「人間空手」を読む中で、印象深い一文があります。
「このままでは日本の武道がダメになってしまう」
澤平正師範は、中村会長の言われる「人間空手」を学ぶために単身海外へ渡りました。中村会長から真の武道精神を学び日本へ持ち帰り、誠道空手を伝承することへ繋がりました。
「誠の心」とは鍛錬を積み、徳を積むことであります。
日本人の心が崩れかけていることとは、日本人としてのアイデンティティそのものが崩れていくことそのものなのです。
人として、どこまでも信じ抜くこと。
空手、武道を通じて稽古に励み、学び続けることにより、武道精神を養うことができます。
そして、武道精神を養うことが、日本人として大切な心を創造することへと繋がるのです。
中村冠太先輩の頑張りに励まされる
先日、冠太先輩が道場を尋ねてきてくれました。
彼は誰もが知っている、ある大物有名人のマネージャーをしています。
冠太先輩はまだ20代の若者です。その大物有名人のマネージャーになる前から現在を振り返りますと、数奇な人生を歩んでいます。
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- <数学の先生になるために愛知教育大学へ入学
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- 卒業前に世界一周の旅に出る。(道着を持参し各国で稽古に励む)
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- 旅先で人生を変える人との出会いを経験
- 旅先で人生を変える人との出会いを経験
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- 海外での人から大切にされた経験がきっかけとなり、国内の大手リゾートホテルを展開している会社へ就職
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- ホテル業から、さらなる展開を夢見た矢先に大物有名人のマネージャーとなる
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- 昨年2021年春より、海外を飛び回る生活が始まる
冠太先輩の頑張りが私たちに元気と勇気を与えてくれています。
私たちはこれからも全力で応援しております!
ゲスト
小牧市議会議員 谷田貝将典議員が応援に駆けつけてくださいました。
最後に
一年の始まりに、たくさんの道場生とともに鏡開きを執り行うことができ大変嬉しく思います。
「本年は立て直しの年」
コロナ禍で混乱に陥った世の中と人間の心を正しい道へ導き前進するために、誠道空手を通じて生きる力を養いましょう。
そして、新たなことへチャレンジする人へサポートをすること。素晴らしい未来が待っている若者へ、大人がサポートするのです。
人にはそれぞれ、役割があります。その人にあったサポートの仕方があります。誠道空手を通じて、共に手を取り合い、1人も取りこぼさないように共に精進して参りましょう。
本年が皆さんにとりまして、素晴らしい1年になりますことを祈念致しております。押忍