昇級審査が行われました

お伝え

令和5年5月20日、土曜日
2ヶ月ぶりとなる昇級審査開催!
昇級審査での様子や澤平正師範からのお話の様子をお伝えします。

午前の部は名古屋道北道場にて、名古屋北道場、徳川道場と名古屋緑道場生が受審。
午後の部は小牧道場にて、小牧道場生と名古屋北道場生の初級者~上級者までたくさんの少年部道場生が受審しました。
受審者の子ども達は緊張した様子で審査に挑んでいまた。

名古屋北道場審査の受審者

小牧道場審査の受審者

【審査を終えて一言】

  • 返事や気合の声が小さいと感じました。
  • いつもの稽古から大きな声を出していきましょう。
  • 大きな声を出すことは習慣になっていますか?

気合いや返事、挨拶の時に声を出して行う。
道場では出来ない場合は、何度も注意をします。
緊張した中でも出来るようにする。
そのためには、普段の稽古の習慣が大切ですね。

普段の稽古の時にできない事は、審査の時に出来るわけがありません。
日頃から道場生に伝えていることですが、すべて自分事として捉えること。
そして、これからの稽古に活かせるようにしていきましょう。

以下は審査中や審査後に正師範からのお話をお伝えします。

夢を叶える

夢、希望や目標を叶える為には、チャレンジ、挑戦することが大切です。
その前の段階でも大切なことがあります。
それは、「自分の力を知る」ことです。

プッシュアップ(腕立て伏せ)からの学び
昇級審査ではプッシュアップ(腕たて伏せ)を行います。
日頃の稽古でもプッシュアップは必ず行います。
やり方は、指立て伏せ、正拳、掌底(手の平)の3種類です。

昇級審査では受審者に掌底の回数を宣言することをしています。
最低10回を条件として、自分がチャレンジする回数を伝えてもらいます。
この「回数を宣言」することは、自分の力を知らないと回数を宣言できません。

例えば、今の限界が15回だとしたら、少し上をチャレンジする気持ちを持ちで1~2回をプラスしてやってみる!
そうすると…
「押忍、17回やります!」
となりますね。

しかし、時々とんでもない回数、自分の実力を大きく超える回数を宣言する子もいます。
実力や体力のことを考えず、おそらく浮かれてしまい、ただ大きな数を宣言してしまう。
いざやってみると、宣言した回数の半分もできないことがあります。

大切なことは
・いつも稽古で真剣にやること
・自分の力を知っておくこと
・どれくらいならチャレンジできるかを考えること
・やってみて、次はどうするか考え行動していくこと

毎回の稽古でコツコツ積み上げることは、夢を叶える事と一緒なんです。

少しずつ、目標の数を上げていってください。
コツコツやっていくと、知らない間に、こんなに出来るようになったって思える日が来ます。
プッシュアップひとつで、夢を叶えることへ繋がることのやり方を学んでいます。
今一度、自分のやり方考え方を見直してみる機会にもなりました。

準備することの大切さ

審査前の自分の状態を覚えていますか?
どんな準備をしましたか?
昇級審査がうまくいくこと、いかないことは、審査前の姿勢と態度から決まっています。
すでに勝負はついている
審査後に質問をすると、緊張したという子が多くいました。

審査がうまくいったか?
質問をすると、みんな表情を曇りせます。

全員ではありませんが、審査が始まるま前に、走り回って騒いでいたり、道場の外でお喋りに夢中になっていたりする子がいました。
審査前にそんな状態の子は、審査中は集中できず、技に身が入っていない様子がうかがえました。
自分はどんな準備をしていましたか?

昔の先輩で起こったこと

何年も前になりますが、ある先輩が審査にて緊張しすぎてミスばかりしてしてしまったのです。
案の定、審査結果は保留となりました。
そして、保留となって余計に稽古に身が入らず、保留期間が1ヶ月と長引いてしまったのです。
上級者の審査でしたので、余計に厳しいチェックをうけていました。
最終的に帯をもらい、ほっとした様子でした。

しかし、これは審査を受ける前から、日頃の稽古へ取り組む姿勢や態度を真剣にコツコツと取り組んでいさえすれば、こんな苦労は必要なかったことです。

ハッピーエンドのために

自分の経験を何かのドラマに例えてみてください。
最後のハッピーエンドを迎えるために、色々な出来事が起こります。
うまくいったこと、うまくいかなかったことなどなど…
すべてはハッピーエンドに繋がる経験であります。

今の稽古はドラマの中にある。
次の帯や黒帯へ向けて目標を立ててみてください。
覚悟して決めてみると、これからの出来事がすべてドラマになっていくはずです。
物事は必ずうまくいきます。

それは、日々コツコツ行動をすることでしか成果が得られません。
これからも頑張っていきましょう!
押忍